◆実験醸造　2016
◆目指したもの・・・より「自然」で、「大きく」て、「疲れない」酒質

従来の日本酒と比較して、印象としての甘味と酸味がより「大きい」日本酒を目指しました。

世界の料理が食卓に並ぶようになったいま、改めて現在の幅広い食事に自然に寄り添う酒を造りたいと考えました。いわば「食中酒」を少しだけ現代風に微調整する試みです。

より身体に自然に染み入るような、疲れない酒質を指向するようになりました。ここ数年の山形正宗が追い求めているテーマでもあります。

力強い味わいを実現するため、「生もと造り」、「マロラクティック醗酵(MLF)」、「貴醸酒」等、近年当蔵で実践している手法を試すと共に、従来の標準的な歩合(麹歩合、酒母歩合、汲み水歩合)やアルコール度数、通常三段仕込で行っている段仕込みについても変化を加え、色々と実験を行いました。

今回のこのお酒は、これらの実験醸造・実験結果の上手くいった部分をブレンドしたものです。

ラベルの正宗の「正」の左側には「山形正宗君が、実験がうまくいくよう　“汗”　を流しながら酒造りをしている様子をラベルにしました。」

原料米 : 出羽燦々
精米歩合 : 60%
アルコール分 : 15%
産地:山形県天童市　水戸部酒造

保管方法:出来れば冷蔵庫(生詰)
*夏場はクール便推奨