◆一年に一度だけ蔵出しされる、特別な「愛山」

このお酒が世に出るのは、冬の厳しい寒さの中で仕込みを終え、蔵の中で静かに時を重ねた“今”(10月末)。

原料米は、兵庫県東条地区で栽培された特等米「愛山」。
国内でもごくわずかな蔵しか扱えない希少な酒米です。

やわらかく溶けやすい性質のため、繊細な温度管理と技が求められます。その難しい米に真摯に向き合い、持ち味を見事に引き出したのが、全国新酒鑑評会で10年連続金賞受賞という偉業を成し遂げた金光酒造の杜氏・金光秀起さん。

冬の厳寒期、蔵人たちが息を合わせ、ひと仕込みひと仕込みを丁寧に行う。
しぼられたお酒は氷点下の冷蔵庫でじっくり寝かされ、香り・旨み・余韻が見事に調和した“飲み頃”を迎えた今、満を持して蔵出しです。

グラスに注げば、ほのかに香る果実のようなやさしい香り。
口に含むと、愛山らしいふくよかで上品な甘みと、やわらかく広がる旨みが重なり合い、すっときれいに消えていく。

華やかすぎず、穏やかで、心に残るやさしさのある味わい。
まさに“調和の美”を感じる、トータルバランスに優れた純米吟醸です。

「SAKE COMPETITION 2023」ではSilver受賞を獲得。名実ともに、“今の賀茂金秀”を象徴する一本。

年に一度だけの限定出荷。
次に出会えるのは、また一年後。
見つけた今が、手に入れる最高のタイミングです。

どうぞ、ゆっくりとグラスを傾けながら、
愛山のやさしさと、金光酒造の技の結晶をお楽しみください。

原材料 : 東条産 愛山(特等米)
精米歩合 : 55%
アルコール分 : 15%
産地 : 広島県 金光酒造

保管方法:出来れば冷蔵庫(一度火入れ)
*夏場はクール便推奨