ヴィーニャ ・チンクエ・クルチェの区画。海抜500-550mの南東向きの畑で、粘土石灰岩土壌。樹齢は18-22年。アリアニコは晩熟なため、11月初旬から中旬にかけて手摘みで収穫。温度管理されたスチールタンクで発酵させ、約48ヶ月間バリックと大樽で熟成させる。6ヶ月後にブレンドし、またバリックと大樽に入れて熟成させる。熟成期間中は状態を確認しながら混ぜることで、オーク風味を乗せすぎずに、フレッシュな果実味が保たれ、タンニンが丸くなり、バランスの良さを生み出している。最後に6ヶ月の瓶熟成を行う。

胡椒やナツメグなどのスパイシーな香りに熟したプラム、天草やコーヒーの香りが混じる。エレガントなバルサミコのニュアンスもあり、複雑。味わいは温かみがあり豊満かつとてもフレッシュ。引き締まったタンニンを持つ魅力的な味わい。口に含むと熟した果実と香ばしいコーヒーのニュアンスが長く続く。

原産国:　イタリア　カンパーニャ
造り手:　ジョヴァンニ・モレッティエーリ
タイプ:　赤・フルボディ
土壌:　粘土石灰岩
品種:　アリアニコ100%

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【サルヴァトーレ・モレッティエーリについて】
「南のバローロ」ともいわれる比類なき偉大なタウラージの造り手。ワイナリーは1983年設立だが、それ以前からブドウ栽培とワイン造りは家族で伝統的に行われてきた。昔からの畑仕事と30年にわたるワイナリーの経験は、サルヴァトーレの知識の一部となっている。ブドウ畑はイルピニア地区のモンテマラーノの丘にあり、ここはアリアニコのブドウ品種の栽培に適した地域の一つである。標高が400m以上と高く、昼間と夜の寒暖の差がある素晴らしい場所で、また最適な風通しの良さがあり、ブドウがゆっくりと熟す。モレッティエーリは96年にバリックを使い始めてから評価が上がった。ブドウ栽培では、除草剤や殺虫剤などは一切使わず、オーガニック農法を採用。2012年ヴィンテージから“オーガニックワイン”とエチケットに記載できるようになった。