◆樽熟成酒シリーズ「LACUS SPEI」

希少な3種の樽を使用した特別な3本が登場!!

「光栄菊」の杜氏がインスピレーションを受けたのは、デザートワインとチーズの絶妙なマリアージュ。
これを日本酒の世界でも再現したいという強い想いから、独自の試行錯誤を重ね、ついに生まれたのがこの「樽熟成シリーズ」です。

単なる樽熟成ではありません。
蔵元は、各樽の特性に合わせ、特別に酒を仕込み、熟成期間を見極めながら最良の瞬間を見逃しませんでした。

(3つの樽の特徴)
◆マデイラ樽:ポルトガルのマデイラワインに由来する樽で、熟したドライフルーツの甘やかで濃密な香りが特徴。ほんのりとしたカラメルのようなほろ苦さが感じられ、余韻は長く続きます。

◆ペドロヒメネス樽:スペインの極甘口シェリー「ペドロヒメネス(PX)」の樽。黒糖のような深いコク、レーズンやプルーンの濃厚な甘みが日本酒に溶け込み、リッチなデザートワインのような仕上がりに。

◆オロロソ樽:スペインの辛口シェリー「オロロソ」の樽を使用。ローストナッツ、ハチミツ、バニラが織りなす芳醇な香りが印象的。程よいコクとドライな後味が、甘美な印象の中にもしっかりとした骨格を感じさせます。

この3つの樽は、「同じ条件で再び手に入れることが不可能な希少な樽」です。
そのため、今回の樽熟成酒は“限定酒”として、まさに「今だけの特別な出会い」を味わうための一本です。

甘口のシェリーペドロヒメネス樽
甘くてドライ、余韻の複雑味を合わせもつ不思議なお酒

ペドロヒメネス種の干し葡萄からつくられる甘口のシェリー・ペドロヒメネス。
その樽に、8カ月ほど氷温下で寝かせ味のりさせた「幾望　天然乳酸仕込み　火入2024年産」を入れました。
樽に入れた後は定期的に味をきき、樽のニュアンスや熟成具合を確認。
10カ月ほど冷暗所で熟成させたところで樽から出し瓶詰め、その後1カ月ほど氷温下で落ち着かせました。
オークの風味、干し葡萄、カラメル様の香り。口に入れてすぐは甘さと少しとろみを感じます。
樽由来のスモーキーな余韻を残して甘さとは逆にドライに切れていきます。
味の表情、移ろいが様々でいっぱいの満足度の高いお酒となっています。
鶏肉のポアレ、カカオ率の高いビターチョコレートやナッツ、フロンランタンなどが合いそうです。

樽 : ペドロヒメネス
アルコール分 : 13度
産地 : 佐賀県 光栄菊酒造

保管方法:冷蔵庫(一回火入れ)
*クール便推奨