畑はニュイ・サン・ジョルジュから西に7km行ったところ、アルスナン村の南東向きの斜面にある。オート=コートの表土と下層土は3つの地層を含んでおり、標高がここより100m低いコート・ド・ボーヌのアロース=コルトンに見られる地層と全く同じ構成となっている。この事から、このワインが力強く男性的な特徴をもっていて、長熟性に非常に富むということが理解できる。ブラックベリーやザクロの香り、赤い果実の味わいに心地よいタンニンがある。力強く引き締まった印象のワイン。

2018年は非常に暑く、ブドウが早熟し、非の打ち所なく健全に完熟したブドウが収穫できました。一般年と比べてブドウが早期に成熟し、収穫期が早めに訪れたこと、そして収穫されたブドウが完全なる健全な状態で完熟していたこと、それらの好条件を背景に醸されたこの年のワインは、暑い年でもブドウのフレッシュさを保った偉大な純粋さがあり、はじけるような果実味が生き生きと表れています。これならば長期熟成を遂げるポテンシャルを秘めた偉大なヴィンテージだと、予言することができるでしょう。

原産国:　フランス　ブルゴーニュ
造り手:　ドメーヌ・ミッシェル・グロ
タイプ:　赤・ミディアム
品種:　ピノ・ノワール100%
アルコール度:　13.5%

*ワインの品質保持のため、
夏季配送はクール便に変更させていただく場合がございます。

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【ドメーヌ・ミッシェル・グロについて】
ヴォーヌ・ロマネを代表する偉大なグロ家「ジャン・グロ」の長男、ミッシェルが運営するドメーヌ。ミシェルは1975年にボーヌのブドウ栽培学校を卒業後、ジャン氏のもとでワイン造りを開始。1978年にはジャンとの共同作業を続けながら、一方で自分自身のドメーヌ(ドメーヌ・ミシェル・グロ)を創立。ジャンのブドウ畑からとれる2ヘクタール分のブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイを醸造したのが始まり。1995年に相続した単独所有のヴォーヌ・ロマネ一級畑「クロ・デ・レア」を始め、合計17.44haの畑を所有。ワインは比較的高温発酵で、ブドウの持つ要素を最大限に引き出し、とてもエレガントな味わいのワインに仕上げられている。